タクシー業界のインボイス登録方針について
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は、週刊税務通信No3726(2022年10月31日号)にて掲載されていた、タクシ業界社のインボイス方針について記事にします。
業務上、タクシーに乗る方は多いかと思いますので、ぜひ参考にしてください。
タクシー業界の方針
法人はインボイス登録の方向
法人でタクシー事業をやっている会社は基本的に課税事業者になっていることがほとんどです。そのため、法人は基本的にインボイス登録をすることとなるようです。
また、そこで発行されるインボイスは簡易適格請求書等になるようです。そのため宛名は入っていませんが、安心して乗ることができるようです。
個人タクシー
個人タクシーの特徴は現状、課税売上の対象となる方が少ないという点です。
しかしながら個人タクシーを営む事業者で構成する一般社団法人全国個人タクシー協会では個人タクシーの方にもインボイス登録をすることを勧めていくようです。
インボイス登録しているかどうかはタクシーの表示灯にて判別できることも想定しているようです。
利用者としてはそちらの方が助かるでしょうね。
なお、令和5年の税制改正大綱では免税事業者であった方がインボイス登録をする場合は特例が規定されています。個人タクシーの方も多くはこれを使うことになるのではないでしょうか。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
業務上、タクシーを利用することが多い方は一定数いらっしゃると思います。今後は、インボイスに対応したタクシーなのかは確認して乗ることが多くなるのではないでしょうか。
法人で運営しているタクシー会社の場合はほとんどの場合で大丈夫でしょう。しかし、個人タクシーではどこまで登録が進むのかは不透明です。そこを意識している個人タクシーの方も少ないのではないかという認識もあります。
表示灯での区別は反対意見も聞きますが、利用者としては分かりやすくて良いのは間違いないですね。
インボイス開始までにどのように動いていくのかは注視したいところです。
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