ゼロエミッションとは何か。東京都が推進する4つのセクター②
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は、前回の続きでゼロエミッション東京戦略の残りの2つのセクターに関する紹介です。
前回は、エネルギーセクター、都市インフラセクターを紹介しました。今回は気候変動適応セクター及び資源・産業セクターの紹介です。
概要
気候変動適応セクター
気候変動適応セクターは、東京における気候変動の影響によるリスクを最小化するための取り組みです。
すでに地球温暖化が叫ばれて久しいですが、この100年で東京の平均気温は3℃上昇し、真夏日も16日増加、熱帯夜は26日増加しているとのことです。
確かに、今年も6月から猛暑になる等、気候の変化は感じ取れます。その中で自然災害による影響を最小限にしようというものです。
町田にある南町田グランベリーパークでは、都市型豪雨に対応するための調整池や貯水槽といった対策をしている施設も出てきています。
資源・産業セクター
資源・産業セクターでは、大量消費される資源を減らすための仕組みづくりです。
資源を利用する際には、化石燃料の使用等で地球環境に負荷をかけることになります。そのため、なるべく環境負荷を減らすための取り組みを行うこととなります。
そのため、東京都では3Rの推進をおこなっています。
RはReduce、Reuse、Recycleです。
その他にもプラスチック政策として、プラスチックの生産、リサイクルを再生エネルギーで賄ったり、バイオマスへの切り替え加速も行われています。
また、よく問題となる食品ロスに関しても食品ロスが発生しても飼料化・肥料化により、廃棄をゼロにするという取り組みを進めようとしています。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
東京の直面する課題は2050年に向けた取り組みのため、まだまだ実感が湧かないというのが実際のところですが、対応をしていかないと手遅れになると思われます。
東京都も助成金を用意するということは、本気を出しています。ぜひ、この機会にゼロエミッションに関するビジネスを考案されてはいかがでしょうか。
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