生産性向上のためのデジタル技術活用推進助成事業について
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は、東京都中小企業振興公社(以下、公社と言います。)が実施する事業の一つである「生産性向上のためのデジタル技術活用推進助成事業」(以下、デジタル技術活用事業と言います。)について記事にします。
概要
事業の目的
デジタル技術活用事業は、ICT、IoT AI、ロボット等のデジタル技術の導入及び活用をサポートする事業です。
これらの技術を用いて、生産性の向上に寄与することを目的とします。
生産性向上とは
まず、生産性についてですが、これは、ヒト・モノ・カネといった経営資源をどれだけ使っているか(投入)に対してお客様の数や顧客満足度がどれくらいか(産出)の割合を言います。
生産性向上とは、投入を減らしても同じだけの産出を得ることを言います。
アドバイザーが提案書を作成してくれます
デジタル技術活用事業に応募をするとアドバイザーが自社に合わせた形で提案書を作成してくれます。
この提案書には
- 経営方針
- 課題・解決策
- 導入計画
- 検討した製品・サービス
- 社内体制
等が記載され、最大10ページに渡り作成してもらえます。
なお、提案書の作成には、課題把握等に時間がかかることから最低でも3ヶ月ほどの時間がかかります。
なお、この提案書があれば、前回紹介した助成金を申請することができます。
申請できる事業者
申請できるのは都内に事業所を置く中小企業者等で、大企業が実質的に経営に参画していないことが条件にになります。
東京都内に事業所を置いている必要があります。また、アドバイザーの派遣場所は東京都と近隣の6県であることが特徴です。
まずは相談を
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
無料で相談できるお得な制度です。ぜひ、活用してみてください。また、相談をすると、助成金のチャンスもあります。
中小企業者では、これらを適切に導入するのはハードルが高い可能性があります。また、失敗してしまうと経営に影響を与えてしまう可能性もあります。
ぜひ、お得な制度は活用していただくと良いと思います。
NEW
-
query_builder 2023/08/23
-
国税庁がインボイスで注意すべき事例集を公表しました。
query_builder 2023/08/10 -
インボイス制度下で銀行手数料を受取側が負担する場合の注意点
query_builder 2023/08/03 -
インボイス制度が開始されたら発行事業者として登録するかどうか
query_builder 2023/07/26 -
インボイス発行事業者から誤ったインボイスをもらったら
query_builder 2023/07/18