PMIとは。ガイドラインが策定されて注目が増しています。
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は、M&Aをした後に必要となるPMIについて記事にしたいと思います。
PMIとは何だという方にとって参考になれば幸いです。
PMIとは
PMIとは
PMIとは、「Post Merger Integration」の略です。
M&AはMergers(合併) and Acquisitions(買収)の略であることから、合併後の統合という意味です。
なぜPMIが必要なのか
M&Aをする企業は、なぜM&Aをするのでしょうか。一般的には、自社で足りない領域等を補うためです。
しかし、M&Aは異なる企業文化同士が、一つのグループとして運営されていくことになります。
うまく融合できなければ、見込んでいたM&Aの成果を上げることはできません。そこで、M&Aを行った後に、様々な面での統合作業を行うことで、効果を最大化していこうという取り組みがPMIになります。
中小企業庁がガイドラインを作成した
昨今の日本では、中小企業においてもM&Aを選択し、事業を拡大していくという動きが活発化してきました。
しかし、中小企業は、M&Aに不慣です。そのため、M&Aを行っても、当初見込んでいた結果を得られないというケースも多々あるようです。
そこで、中小企業のM&Aが少しでも成功していくようにと、中小企業庁がガイドラインを出しました。
特に、M&Aでは、成約することに重きを置かれますが、1番重要なことは、その成果を出すことです。そのため、PMIを疎かにしては、成功することはできません。
このガイドラインを適切に利用することで、少しでもM&Aの成果が出ると良いと思います。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
次回以降、PMIの各論について記事にしていきたいと思います。M&Aを考えている方の参考になれば幸いです。
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