事業再構築補助金の第4回結果が公表されました。概要について
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は事業再構築補助金の第4回公募の結果概要を記事にしたいと思います。
第4回事業再構築補助金の結果概要
応募数と採択結果
第4回の応募数は19,673件であり、採択数は8,810件でした。採択率は44.78%であり、第3回の44.42%と比較しても大きな差は出ていないと言えるでしょう。
また、件数自体は、微減で大きく減ったわけではありません。
主な枠は、通常枠が応募15,036件で採択件数5,700で多数となっています。
ついで緊急事態宣言特別枠の応募4,217件、採択件数2,806件となっています
業種別
業種別でみると、第3回と大きく変わることなく、製造業(占有割合は応募17.7%、採択22.7%)、宿泊・飲食サービス業(応募17.0%、採択19.5%)卸売業・小売業(応募16.3%、採択15.1%)が多いです。
第3回から大きく増減した業種もなく、安定しています。
都道府県別の応募状況
都道府県別でみると、応募数は、東京(3,320件)、大阪(2,045件)、愛知(1395件)、兵庫(884件)の順で大きくなっています。
これも第3回から大きくは変わっていません。
都道府県別の採択件数
採択件数は、やはり応募の数に比例しますので、都道府県別にみると、東京(1,400件)、大阪(895件)、愛知(676件)、兵庫(390件)で多くなります。
採択率という側面で見ると、応募数が少ない、高知、秋田、岩手が高くなりますが、応募数が少ないことが影響しています。
採択金額
採択金額は、第3回同様、100〜1,500万が占める割合では多く、全体の44%になります。しかし、第3回は47%でしたので、若干減っています。
一方、1,501万〜3,000万のレンジでは、20%から22%と増加していて、4,501万〜6,000万のレンジも9%から10%と微増になっています。
認定支援機関別の応募・採択状況
認定支援機関別で見ると第3回と大きく変わらず、金融機関が役7,700件と多くなっています。その次が税理士関係が4,100件、商工会・商工会議所が2,500件となっています。
全体的な動向は変わっていないですが、応募総数が減少している中で、民間コンサルティング会社が第3回2,196件から2,468件と増加したのは、特筆すべき点かと思います。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
現在は第5回の公募も締め切られ、第6回公募が既に始まっています。(受付は5月からですが)
第6回公募では、枠も大きく変更になり、加点要素も変更なっています。次回以降の記事で紹介していきますが、引き続き、注視していく必要があります。
それでは、次回の記事でお会いしましょう。
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