2022年のコロナウィルス感染症対策助成について
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は、東京都中小企業振興公社(以下、公社と言います。)が12月23日に情報を公開した2022年中小企業等による感染症対策助成事業について記事にしたいと思います。
公社のページはこちら
中小企業等による感染症対策助成事業
概要
2020年から、この助成事業は行われてきました。
2022年においても引き続き、実施されるとのことです。
今回は、相違点を中心に確認していこうと思います。
コースが2つになった
2022年版の特徴はコースが以下の2つになりました。
- 備品購入、内装・設備工事コース
- 消耗品購入コース
経費に応じたコースとなっています。
一方、2021年は、申請者の区分ごとのコースでした。具体的には以下の4つのコースでした。
- 単独申請コース
- グループ申請コース
- 飲食団体申請コース
- コロナ対策リーダー配置飲食店等の申請コース
これらの切り口が変わっていることが特徴です。
助成限度額と助成率
助成限度額は、以下のようになっています。
備品購入、内装・設備工事コース
最大200万まで。備品購入のみの場合は50万円まで。内装・設備工事を含む場合は100万円まで。内装・設備工事のうち、換気設備の設置も伴う場合200万まで。となっています。助成率は2/3以内となっています。なお、下限額も決まっており、10万円が下限となっていますので、あまりにも少額では申請できません。
一方、消耗品購入コースは以下の通りです。
助成額は10万円まで。助成率は、一般枠で2/3、コロナ対策リーダー、認証店枠で4/5以内となっています。
コロナ対策リーダーのコースは無くなりましたが、こういったところで違いが出てきます。
受付期間
受付期間は2022年1月4日から3月31日までとなっています。
2021年は、1年間やっていましたが、2022年版はいったん3月が締め切りとなっています。もちろん、感染状況によっては、延長する可能性もあると思います。
助成対象期間
助成対象期間は、「備品購入、内装・設備工事コース」は2022年1月1日から2022年6月30日までです。工事も伴うので、少し長めです。
「消耗品購入コース」は2022年1月1日から2022年3月31日までとなります。
消耗品は購入するのみですので、申請期間と同時に締め切りになります。
2021年版は助成対象期間が2022年3月31日まででしたので、今回は少し短く感じますね。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
当助成金は、2022年1月4日に申請方法などの詳細情報が公開されます。
詳細情報が出てきたら、改めて記事にしたいと思います。
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