令和3年度の補正予算案が公開されました④
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は前三回の続きで、中小企業庁が公表した令和3年度補正予算案について、解説をしていきたいと思います。
前回の記事では、事業再構築補助金、生産性革命補助金を紹介しました。
今回は残りの細かな施策を紹介していこうと思います。
中小企業庁のページこちらから
各種施策
取引適正化等推進事業
これは中小企業向けに取引価格交渉のノウハウに関するセミナー等を開催し、価格交渉促進月間の関係も含めた価格交渉力の強化を支援があります。
どうしても中小企業では、大企業との価格交渉においては、不利な場面が生じます。
お客さんと会話をしていてもそういった課題はどこでも生じています。予算額は8億円ですので
セミナー開催で終わるのではと思いますが、興味のある中小企業の方は参加されると良いと思います。
海外需要獲得支援
新型コロナウィルスの影響下で、急拡大する越境EC市場の獲得促進のために中小企業の行う海外むけブランディング・プロモーションを支援する施策です。
アマゾンをはじめとして、中小企業は販路を国内だけでなく、海外にも求めることが可能になりました。
しかし、海外向けのプロモーションに関しては、まだまだ専門知識が必要なことも多いことから、この施策で援助することになると思われます。
おそらく、日本貿易振興機構が先頭に立って行うのではないかと思いますので、気になる方は、日本貿易振興機構のホームページを適時にチェックすると良いと思われます。
最後に
最後に
令和3年度補正予算案に関する記事は今回で最終回になります。
今回の目玉は、ニュースでもよく出ていた事業復活支援金となることでしょう。また、事業再構築補助金もまだまだ予算が余っているようで、売上高減少枠の撤廃等、要件が緩和されてきました。
さらには、最低賃金の高騰に伴い、賃上げに関する各種補助金の追加枠も目玉になろうかと思います。
それぞれの補助金に関しては、また記事にしていこうと思います。
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