令和3年度の補正予算案が公開されました③
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は前回の続きで、中小企業庁が公表した令和3年度補正予算案について、解説をしていきたいと思います。
前回の記事では、事業再編・再生支援等を紹介しました。
今回は既存の事業再構築補助金、生産性革命補助金の変化について紹介していこうと思います。
中小企業庁のページこちらから
各種施策
事業再構築補助金
令和3年度の目玉補助金である事業再構築補助金はまだまだ続きます。さらに今回は、売上高の減少要件を緩和し、申請しやすくすることも盛り込まれています。
具体的には、新型コロナの影響で2020年4月以降の売上高が10%以上減少した中小企業等に対して、新分野展開や業態転換等の事業再構築に係る設備投資等の補助枠が新設されます。
また、売上高の減少要件を撤廃したグリーン成長枠が創設され、上限額も1.5億円となるなど、大型の枠が新設されます。
まだまだ予算額は6,123億円残っており、大きな補助金となります。
生産性革命補助金
既存の補助金である「ものづくり補助金」「持続化補助金」「IT導入補助金」「事業承継・引継ぎ補助金」にて、デジタル化対応や賃上げ等の事業環境変化に対応する特別枠が設けられます。
特に、インボイス対応は、持続化補助金、IT導入補助金にて、拡充されます。
賃上げに関してもものづくり補助金、持続化補助金にて対応がなされます。
中小企業の課題となっている、賃上げ・インボイス対応について、補助金で賄ってくれるのはありがたいのではないでしょうか。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
まだ紹介できていない施策がいくつかありますので、次回も記事にして、最終回にしようと思います。
次回の記事もご覧いただけますと幸甚です。
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