令和3年度の補正予算案が公開されました①
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
11月26日に中小企業庁から令和3年度補正予算案が公開され、各種中小企業向けの施策が発表されました。今日はその中身を確認していこうと思います。
各種施策
事業復活支援金
以前も記事にした事業復活支援金ですが、正式に補正予算案に盛り込まれました。
予算額は2.8兆円と非常に多額の予算額になっています。
2021年11月から2022年3月までの売上高のいずれかの月で50%以上、売上高が落ち込んだ中小企業、個人事業主が対象となっています。
特徴としては、対象期間のいずれかの月で減少をしていれば良いのですが、給付自体は5ヶ月分を一括で支給となります。
資金繰り支援
資金繰支援も年度末まで引き続き、実施されます。
日本公庫による実質無利子、無担保融資及び危機対応融資が年度末の来年3月まで継続されます。
公庫による資本性劣後ローンも引き続き年度末まで継続です。
中小企業の経営改善等を支援する伴走支援型特別保証の上限引き上げも年度末まで実施されます。
さらには、セーフティネット保証4号についても期限延長とのことです。
コロナが徐々に落ち着いてきましたが、資金繰りが厳しい事業者の方はまだまだいると思いますので、大きな支援になろうかと思います。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
事業復活支援金が公表されたのは、今回の補正予算案の目玉だったのではないかと思います。
5ヶ月分の一括支給は中々に大きいですね。
個人で見ても大きいですし、中小企業でも60万〜250万円入ります。
もし、該当しそうな場合は、申請を視野に入れると良いと思います。
次回も令和3年度補正予算案について見ていきます。
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