テイクアウト専門店を新たに出店する都内事業者に助成金があります。補助対象経費について
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
前回まで2回にわたってテイクアウト専門店出店支援助成金について記事にしました。
今回は、申請できる助成対象経費について記事にしたいと思います。
補助対象経費について
初めに
今回の助成金で申請できる助成対象経費は主に以下の3つになります
- 店舗改装費
- 設備備品費
- 販売促進費
- 順に確認していきます。
店舗改装費
店舗改装費は名前の通り、新規出店店舗の新改装に要する工事費用です。
助成対象期間内に契約(発注)、実施完了、代金振込まで完了している必要があります。
対象外となるのは主に以下です。
- 土地・建物・建物解体費等、固定資産の取得や解体に係る費用
- 自社で工事を行なった費用
- 工事に係るデザイン料・設計費
- 本事業に必要な経費として明確に証明できない経費
- 見積書がないもの
これ以外にも細かくはありますが、上記の要件に当てはまらないかを確認する必要があります。
基本的には、内装にかかる費用だと思っていただければ問題ありません。
また、助成限度額はありません。
設備備品費
設備備品費は、新規出店店舗に設置する設備備品(調理設備・什器等)や新規出店店舗で使用する梱包・包装紙材(包み紙や手提げ袋等)の購入費用になります。
助成対象外は主に以下の通りです。
- 梱包・包装資材以外の消耗品(生活用品、文具用品・衛生用品等)
- 他の用途にも使用できる汎用性のあるもの(パソコン、プリンター、電話等)
- 一般消費者等から購入した中古品
- 個人売買やフリマアプリ、オークションサイトで取得したもの
新規出店店舗でのみでしか使えないといけません。
また、購入方法にも制限がありますので、注意です。
限度額は、梱包・包装資材費は10万円まで、一点当たりの購入費は税抜50万未満までという制限はありますが、それを守れば、限度額はありません。
販売促進費
販売促進費は、名前の通り、新規出店店舗宣伝のための印刷製作費、ウェブサイトの制作費用等です。
対象外となるのは以下です。
- 自社で制作したウェブサイト等の経費
- 運用費
- テイクアウト専門店や取り扱う商品の宣伝であることが確認できないもの
等です。その他、それぞれの経費の中で細かなものがあります。
助成限度額は50万円までとなっています。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
色々とみてきましたが、今回の助成金では主に店舗の内装と設備取得に重きが置かれるものと思います。
また、梱包関係も新規の店舗での出店ですので、この機会に作成されるのが良いと思われます。
次回はスケジュールについて見ていきたいと思います。
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