ポストコロナ持続的発展計画事業②出来上がる事業計画について
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は、前回の続きでポストコロナ持続的発展計画事業について記事にします。
本日は、出来上がる経営計画について記事にしたいと思います。
出来上がる経営計画について
経営計画を作成することで出来上がるもの
ポストコロナ持続的発展計画事業において、作成される事業計画は、早期経営改善計画と言われます。
この計画で作られるのは、以下のの4つです。
- ビジネスモデル俯瞰図
- 資金実績・計画表
- アクションプラン
- アクションプランに基づいた数値計画
- 順番に見ていきます。
ビジネスモデル俯瞰図
ビジネスモデル俯瞰図では、仕入先→自社→顧客という事業の流れを図にまとめて、誰が主な仕入先か顧客かを明らかにしていきます。
そして、この俯瞰図を作る過程で課題を探っていくことになります。
資金実績・計画表
計画を作成している期を含めて過去の資金繰りの実績表を作成します。資金繰り表を作成する際には、各項目を月別に記載することで、どういった理由で資金が動いているかを明らかにしていきます。
また、それを基に今後の資金計画も作成していきます。
今後の資金計画を作成していくことで、将来、どのタイミングで資金ショートするかを明らかにすることができます。
また、資金繰りのどこに課題があるかも明らかにすることができます。
アクションプラン
アクションプランとは、ビジネスモデル俯瞰図と資金実績・計画表を基に、課題の見える化を実施した後に、その課題を以下に解決していくかの計画です。
いつ、誰が(例えば社長等の会社の構成員)を明確にすることができます。
数値計画(損益計画)
数値計画は、アクションプランで作成したプランを実行することで、損益計算書がどのようになっていくかを描いたものです。
これは長期間のプランではなく、長くても2期程度のもので構いません。
この計画を柱として、実際に計画を実行し、1年経った後に状況をモニタリングすることを目的とします。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
ポストコロナ持続的発展計画事業での成果物がわかってもらえたと思います。なお、中小企業庁が出している事業計画書はこちらのリンクから
今まで、事業計画を作成してこなかった企業にとっては、初めて作成してみるというのには良い事業だと思います。
当事務所では、経営革新等認定支援機関として登録しておりますので、当該事業のお手伝いができますので、お問い合わせください。
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