M&Aにおけるデメリット。M&Aを考えている経営者様必見
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
先日まで、M&Aのメリットについて記事にしてきました。
本日は、譲受側、譲渡側双方において発生する可能性のあるデメリットについて記事にしたいと思います。
なお、これらのデメリットは対処することが可能です。
M&Aにおけるデメリット
人が辞めてしまう可能性がある
M&Aを実施することで、従業員の心が離れてしまうことも多くあります。
これは買った側、売った側、両方の企業で起こりうることです。
M&Aは、基本的に実行されるまで秘匿されることが多いです。そのため、従業員としては寝耳に水な状態で現実を受け入れることになりますので、心が離れやすいです。
従業員のアフターケアを適切に行わないと、M&A後のキーとなる従業員が辞めてしまい、思ったような効果が現れないことがあります。
取引先が離れる
これは特に譲渡し側において発生する可能性が高い項目ですが、企業グループに入ることで、競合他社からの受注がなくなることが想定されます。
もちろん、買収の際には、それも込みでの受け入れ承諾になるとは思いますが、思いがけない得意先を失うことも想定されます。
M&Aの際には、取引先にもしっかりと説明することで、少しでも離反を防止するしかありません。
期待した効果が現れない
M&Aを実施すれば、期待した効果が必ず現れるわけではありません。
そのため、M&A実施後に、しっかり計画を立てて融合を果たしていく必要があります。
むしろ、M&Aを実施することよりもこちらの方が大切になります。
M&A実施後、長期間に渡って融合のために動いていく必要があります。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
M&Aは成功すれば、劇的な効果を見込めますが、失敗するとキーマンの離脱等、事業遂行上、痛手を負う可能性があります。
M&Aは企業の明暗を分ける重要な意思決定です。
当事務所では、M&Aのサポートを実施しています。
お気軽にお問い合わせください。
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