M&Aを行うメリットについて。譲渡編。売却を考えている経営者様必見
東京都立川市の公認会計士・税理士の金森俊亮です。会計事務所を経営しています。
本日は、M&Aで譲り渡し側におけるメリットについて記事にしたいと思います。
譲渡側のメリット
売上先が確保される
M&Aで自社に興味を持って、買収してもらうということは、譲受側としては、その企業の製品や製造技術に頼りたいということです。
譲渡側としては、重要な売り先です。
その他にもグループ傘下になることで、対外的な信用度が増して取引が拡大することもあると思います。
自社の売上を増加させるという面でもM&Aされるのはメリットがあります。
コストダウンの実施
譲り渡して、企業グループの傘下に入ると、例えば共通の配送システムの利用をすることができるようになります。
そうしたことで、コスト面でも、自社単独で実施している頃と比較して、減少させることが可能になることがあります。
コスト増に苦しんでいる企業にとってはメリットではないでしょうか。
株主は多額の利益を得ることが可能
M&Aを行うことで、自社の企業評価が客観的に行われ、その評価に基づいて、譲渡側からお金を得ることができます。
もちろん、赤字で債務超過に陥っている場合は、価格がつかずに1円等での売却という例もないわけではありません。
しかし、多くの場合は、多額の利益を得ることが可能となっています。
最後に
最後に
本日の記事は以上となります。
M&Aは主に譲受側の企業においてメリットが多くあるのは否めません。
しかし、この記事でも取り扱ったように、譲り渡し側にもメリットはしっかり確保されています。
特に、グループ傘下に入ることで、規模を生かした戦略が取れるようになるというのは、大きなメリットだと思います。
M&Aを持ちかけられた際には、ぜひこれらのメリットを検討した上で決定してもらえればと思います。
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