業務紹介やご依頼前のアドバイスなどの情報を立川市で事務所を営む税理士が日々更新中 | 東京都立川市近郊でM&Aをお考えの経営者様。M&Aの手法、会社分割について

会社分割とは、会社法が定める組織再編の手続の一つをいいます。

会社の事業に関して有する権利義務の全部又は一部を分割し、他の会社に包括的に承継させる手続をいいます。

イメージとしては、前回ご紹介した事業譲渡に近いものがありますが、会社法で定められている手続という点で、異なります。

そのため、メリット・デメリットにおいても事業分離と異なる点が出てきます。

会社分割においては、「会社分割に伴う労働契約の承継等に関する法律」によって、一定の要件を備えれば、原則として雇用は確保されます。

そのため、従業員の方は安心して働くことができます。

ただし、譲渡される側としては、少し不便さが残る可能性があります。

許認可等は事業分離の場合、引き継げずに、譲渡された側で新たに申請する必要がありました。
しかし、会社分割の場合は、それぞれの法律の設定次第ですが、そのまま承継することも可能なケースがあります。

会社分割の場合は、会社法の定めとして、原則として債権者が意義を唱えることができる期間を1ヶ月以上設ける必要があります。

そのため、会社分割では、時間がかかります。

本日の記事は以上となります。

中小企業においては、あまり一般的な手法とは言えないかもしれません。

こういった制度があるのだと知っていただければ良いかなと思います。

M&Aをお考えの経営者様は、気軽に連絡をいただけますと幸いです。