経営分析について。限界利益って何??
こんにちは。公認会計士・税理士の金森俊亮です。
本日は、経営分析を行う際に用いられる用語「限界利益」について、記事にしたいと思います。
限界利益って聞いたことあるけど、よく分からないなという方や、そもそも初めて耳にした方、はたまたこれから事業を行っていく上で経営分析を勉強したいという方のご参考になればと思います。
限界利益とは
限界利益とは、売上高から、変動費を差し引いた利益のことを言います。
売上高は、皆さんも想像ができると思いますが、モノやサービスを販売した際の金額です。
一方の変動費は耳慣れない方も多いかと思います。変動費とは、売上が発生するとかかる費用のことを言います。
例えば、皆さまはペットボトルのミネラルウォーターを1本100円で販売している商店の店主です。このお店では、ミネラルウォーターの販売に際して、以下の費用がかかっています。
- 人件費20,000円
家賃10,000円
電気代5,000円
ミネラルウォーターのペットボトルの仕入値30円
手提げのビニール袋3円
この場合、ミネラルウォーターが販売された時に連動して発生する費用は、以下です。
ミネラルウォーターのペットボトルの仕入値30円
販売時のビニール袋3円
これらを変動費と言います。
一方、変動費以外の上記の費用、人件費、家賃、電気代といった費用は、ペットボトルの販売に連動した形でかかるわけではなく、一定額かかるものになります。こういったものを一般的に固定費と言います。
上記の商店の例でいえば、限界利益は100▲(30+3)=67円が限界利益となります。
商売を行うに際しては、この限界利益で、固定費を賄うことで、黒字を計上することができます。
ですので、限界利益を意識をして商売を行うことが非常に重要になります。
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